

連載しているテキサスホールデム奮闘記、今回から「確率論」の話しに進めていきます。
まだ、
テキサスホールデムの
ルールを覚えたばかりくらいの
僕が、いきなり
「確率論」を話し出すのは
ちょっと時期尚早って
気がする人も
いるかもですが、、
正直、僕としては、
「確率を押さえないで
プレイをする」
コト自体、いまいち
スッキリしないんですね。。
ってコトで、
まずは初心者らしく、
手始めに押さえておきたい
確率のポイントに
ついて、話していこうと
思います。
テキサスホールデムは7枚のカードを開けるだけ
まず、とても
大きな特徴に
なってるのは、
このテキサスホールデム
ってゲーム、
純粋にカードだけで
考えると
■ただ任意の7枚を引くだけ
で完結してるって
トコです。
自札やコミュニティカードって
いう、ちょっと ややこしい
ルールはあるんですが、、
やってるコトを
単純化すれば、
■ただ7枚のカードを
引いて、その組み合わせで
役を作る
って作業だけなんですね。
いらないカードを
切ったり、交換したり
他のプレイヤーに
渡したり、、
とかは一切
ありません。
つまり、「役が
できる確率」については、
プレイヤー側の判断で
操作できる要素が
1つもないってコトです。
この「単純さ」から
わりとテキサスホールデムは
「役作り」については、
「確率に支配されてる
ゲーム」って
言えると思います。
7枚ドローした時に「役」ができる確率
。。じゃ、単純に
任意の7枚を引いた時に
なんらかの「役」ができる
確率をみてみましょう。
ストレートフラッシュ 0.031% フォー・オブ・ア・カインド 0.17% フルハウス 2.6% フラッシュ 3.0% ストレート 4.6% スリー・オブ・ア・カインド 4.8% ツーペア 23.5% ワンペア 43.8% ハイカード 17.4%
。。僕は、こういった
計算をするコトができないんで
ウィキペディアから
引用させてもらいました。(^_^;)
もし、あなたが
全てのプレイで
リバーまで進み、
役を確認すると、
この確率に支配されてる
ってコトですね。
。。意外なのが、何の
役もできなかった
「ハイカード」が
17.4%と「わりと低い」
ってコトですね。
。。あと、
「ワンペアの確率」が
43.8%と異常に高い。。
ツーペアの確率も、
ワンペアの半分くらいに
なりますが、そこそこ
高いですね。
- ハイカードかワンペアの確率 :61.2%
- ツーペアまでの確率 :84.7%
って形になり、
この3役に着地する
確率がかなり高い
って感じです。
その他の役で見ていくと、、
フォーカード以上の役の
確率が
■1000回に2回あるかないか
レベルで かなり
低く、それ以外の
役については、
■2.6% ~ 4.8%
って わりと
かたまって分布してるのも
ポイントだと思います。
プレイ人数が増えると「確率」も上がる
この確率を見てると、
スリーカード以上の役は、
■4.8%以下の確率
ってコトで、
あまり出なさそうな
イメージに思えるかも
ですが、、
全部合わせると、
■15.201%
ってなって、
■6回に1回くらいは
出そう
って感じで、
ビミョーな確率に
なります。
。。あと、もう1つ、
テキサスホールデムには
確率について
大事な要素があると
思っていて、それは
■参加してる人数
です。
これって、本当に
単純に考えると、
(人数 × 役の確率)
になると思うので、
たとえば、10人で
プレイしてると、
スリーカード以上の
役を誰かが持ってる確率
っていうのは、
■152%
くらいになって、
誰かが持っていても
全然おかしくないって
状況になるのは分かると
思います。
。。ただ、
テキサスホールデムは、
「フォールド」って
選択がわりと多く
行われるので、
・10人でガチバトル
って形になるコトは
かなり少ないと思う
んですが、、
この参加してる人数と
役の確率の関係は
侮れない部分だと思います。
「コミュニティカード」の割合の大きさがキモ
。。あと、この
確率周りを考えるに
あたって、とても
重要な要素になってくるのが、
★コミュニティカードの多さ
です。
たとえば、
同じ7枚のカードでも
各プレイヤーに伏せて
7枚ずつ配られる形だったなら
テキサスホールデムは、
これほどまでに
面白いゲームには
ならなかったと思います。
7枚のうち、
「5枚のカード」が
表向きに公開される。。
各プレイヤーは、
実に、
■71.4%
のカードを共有して
戦うって形になります。
この
「共有率の高さ」が
■2枚の持ち札の優位性
につながってくる
んだと思います。
持ち札が強いほど優位
さっき、
「ツーペアまでの確率は84.7%」
って話しをしましたが、
同じ役だと、
■より強いカードが揃ってる
方の勝ち
になります。
ペアの強さが同じ、
もしくはハイカードの
場合は、
■その他に持ってる
カードの強さで
勝敗が決まる
さっき、カードの共有率は
「71.4%」と言いましたが、
やっぱり、ショーダウン
しても「同じ役」である
コトは多いです。
そうすると、公開されてない
カード、つまり自分の手札に
強力なカードを持ってる方が
勝てる確率が上がるって性質が
テキサスホールデムにはあります。
各ベット段階におけるオープン状況
。。あと、さらに
このゲームを
面白くしてるのが、
■合計4回行われる
ベットのタイミング
だと僕的には
思ってます。
各段階のカードの
状況を表にしてみました。
段階 | 自札 | 共有 | 全体 |
---|---|---|---|
プリフロップ(2枚) | 100% | 0% | 28.6% |
フロップ(5枚) | 100% | 60% | 71.4% |
ターン(6枚) | 100% | 80% | 85.7% |
リバー(7枚) | 100% | 100% | 100% |
。。ちょっと、説明が
必要と思いますが、
- 自札:自分の持ち札が見えている割合
- 共有:コミュニティカード5枚のうちで開かれている割合
- 全体:自札とコミュニティカード計7枚でどのくらいの割合が見えているか
っていった感じです。
段階の名前の横に
カッコ付きで書かれてる
枚数は、累計で
見えるようになってる
枚数です。
面白いのは、
■プリフロップの段階では、
自分の持ち札のみ、28.6%しか
見えてない状況で、
最初の賭けが始まる
って言ったトコですね。
。。ただ、自分の持ち札に
強いカードがあるのは、
「優位性」があるので、
その優位性によって、
選択を行っていくって
形になります。
。。で、次に、一気に
「見えてるカードが多くなる」のが
「フロップ」です。
コミュニティカード自体
60%公開されますし、
全体としてみても
71%のカードが
見えるようになります。
。。ただ、この
フロップの状態、
「任意の5枚のカードを
引いて役ができる状態」
っていうのは、もちろん
さきほどの「7枚の時」より
かなり低くて、
次のような状態です。
ストレートフラッシュ 0.0015% フォー・オブ・ア・カインド 0.024% フルハウス 0.14% フラッシュ 0.20% ストレート 0.39% スリー・オブ・ア・カインド 2.1% ツーペア 4.75% ワンペア 42.25% ハイカード 50%
「ハイカード」か「ワンペア」の
確率が92.25%なので、
「フロップ」の状態でそれより上の
役ができてる確率は かなり
低いのが分かると思います。
。。あと面白いのは、
・ハイカードの確率は
グンと上がり、
ツーペア以上の確率は
メチャ下がってるけど、
ワンペアの確率は
それほど変わらない
ってコトですね。
これから、1枚ずつ
合計2枚のカードを
引くコトで、
- ハイカードからワンペアへの流入分
- ワンペアから上位の役への流出分
が ほぼ一緒の
確率になっている
からだと思います。
ちなみに、5枚→7枚の
確率の違いを表すと、
ストレートフラッシュ | 0.0015% → 0.031% |
---|---|
フォー・オブ・ア・カインド | 0.024% → 0.17% |
フルハウス | 0.14% → 2.6% |
フラッシュ | 0.20% → 3.0% |
ストレート | 0.39% → 4.6% |
スリー・オブ・ア・カインド | 2.1% → 4.8% |
ツーペア | 4.75% → 23.5% |
ワンペア | 42.25% → 43.8% |
ハイカード | 50% → 17.4% |
になります。
ワンペアの特徴は
さっき言った通りですが、
他に特徴があるとすれば、
スリーカード(スリー・オブ・ア・カインド)
の確率は、他の上位役に
比べるとそれほど下がらない
(半分程度)ってのも
ありますね。。
なので、フロップの段階では
ツーペアかスリーカードは
できてる人がいてもおかしくない役
(とくに大人数の場合)って
コトになるかな、、って思います。
。。で、この状態から
ラストの2回の
ベットは1枚ずつ
開かれていく、、
ってのも、
テキサスホールデムの
面白いトコですね。
ただ、
- 最終的に7枚のカードで役を作る確率に縛られてる
- 71.4%のカードを他のプレイヤーと共有している
- 28.6%→71.4%→85.7%→100%の段階で賭けの決断を迫られる
っていうのは、全ての
確率につながる基本的な
要素になると思うので、
覚えておいて損はないと
思います。
。。ちょっと
長くなってしまったので、、(^_^;)
続きは次回以降に
話していこうと思います。
ではでは~